7号ファンド 727億円にて募集締切
グロービス・キャピタル・パートナーズ、7号ファンド 727億円にて募集締切
USサンフランシスコに新拠点を開設し、投資先のグローバル展開を支援へ
ベンチャー・キャピタル事業を行うグロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:堀義人、略称GCP)は、7号ファンドの募集を合計727億円にて完了したことを発表します。
また本年4月に、GCPのUS拠点をサンフランシスコに開設しました。GCPは、投資先企業のグローバル展開支援を強化する方針であり、新設オフィスは、投資先企業のグローバル展開拠点としても活用できるようになります。
GCPは、1996年の創業から一貫して、市場の好況不況を問わず、資金(カネ)のみならず経営ノウハウ(チエ)・ネットワーク・人材(ヒト)などをスタートアップに供給するバリューアッド投資に徹してまいりました。7号ファンドでは、前号ファンドで掲げた“First to Last”の投資方針を維持し、シードからレイターステージまで、グロービス・グループの国内外のネットワークをフルに活用したサポートを実施します。
GCPは、ベンチャーキャピタルとしての付加価値を最大化するために、3つの点に近年注力しています。1点目が、スタートアップ企業の育成とシード投資です。その一環としてアクセラレータープログラム「G-STARTUP( https://g-startup.jp/ )」を2019年に創設し、現在6期目、累計173社を支援してまいりました。2点目が、投資先企業の経営サポートの強化です。2020年にGCP X(組織構築支援、CXOレイヤーの採用支援などを中心としたバリューアッドの専門チーム)を創設し、独自の経営サポートを実施しております。そして3点目が、投資先企業のグローバル化推進の支援です。投資先企業のグローバル化を支援するために、今回サンフランシスコのスマートニュース株式会社が入居するビルに、新たに拠点を設けることとしました。この拠点は、(株)グロービスの米国会社、GLOBIS USA, Inc. も一緒に利用します。
過去最大となる7号ファンドでは、新規投資枠に加えて、既存ファンドからの追加投資枠も設定しています。1社あたり最大100億円規模の投資を行うことにより、国内巨大産業のアップデートやグローバル展開を志すスタートアップへの投資を行い、日本の次世代産業創造の契機となりうる市場・テーマに取り組むユニコーン・デカコーン企業を創出していくことを狙いとしています。
1996年設立の1号ファンド(5億4千万円)以来、1999年設立の2号ファンド(200億円)、2006年設立の3号ファンド(180億円)、2013年設立の4号ファンド(115億円)、2016年設立の5号ファンド(200億円)、2019年設立の6号ファンド(400億円)と今回の7号ファンドを合算した運用総額は累計1,800億円を超えます。また、累計投資先社数は約200社となり、直近ではビジョナル株式会社、株式会社メドレー、株式会社メルカリなど、多数の有力上場企業を輩出しています。
1996年の創業から25年超に渡り積み重ねてきたベンチャー企業投資に関する知見とネットワークを基盤に、GCPは今後も日本の産業創造に貢献してまいります。
【グロービス7号ファンド概要】
名 称: Globis Fund VII, L.P.
グロービス7号ファンド投資事業有限責任組合
設立時期: 2022年4月
ファンド規模: 727億円(2023年3月末)
存続期間: 10年間
無限責任組合員: グロービス7号ファンド有限責任事業組合
パートナー: 堀義人、今野穣、高宮慎一、福島智史、湯浅エムレ秀和
【グロービス / GCP US拠点】
所在地: 144 2nd St., 3rd Floor, San Francisco, CA 94105, USA