過去の積み重ねと想い描く未来からの逆算の狭間で、「アントレプレナー」ｘ「クリエイティブの価値の顕在化」ｘ「異なる文化の橋渡し」こそが、自分の生きる道だと思っています。

「アントレプレナー」

私たち”76世代”は、2000年前後のインターネットの黎明期に学生時代を過ごしました。新しいテクノロジーに熱狂し、テクノロジーの未来を創るポジティブな力を信じています。同世代の友人の多くは、後に日本のスタートアップ業界の礎、大手テック企業となる偉大なスタートアップを創業しました。そんな偉大な起業家たちの横に立ち仲間になるために、私自身も「起業家の背後にいる起業家」としてスタートアップを支援し、また「VC事業をやっている起業家」として社会に貢献したいと思っています。

「クリエイティブの価値の顕在化」

学生時代から、音楽やデザインが好きで、ゼロから新しい価値を生み出せるクリエーターに憧れと尊敬の念をいだいてきました。そして、起業家は最もクリエイティブなクリエーターの一種だと思っています。プロダクト、究極的にはスタートアップそのものが、起業家というクリエーターの最高の作品です。起業家を支援することを通じて、自分もそのクリエイティブの一部となり、その価値を社会に届ける一助になれるのは、この上ないよろこびです。

「異なる文化の橋渡し」

私は、幼少期から合計8年イギリス、オランダ、アメリカで過ごしてきました。仲間として迎え入れてもらうためには、まずは自分が先にコミュニティに貢献することが重要だと肌身で感じてきました。異邦人として一番わかりやすい貢献は、自分のバックボーンである日本と住んでいた海外の国の橋渡しをすることでした。その経験を通じて、2つの異なる世界を橋渡しすることに、自分の価値を見い出せる気がしています。スタートアップと金融、クリエイティブとビジネス、日本と海外、その橋渡しができるVCという立ち位置は、自分のミッションを体現できると考えています。